私は、6ヶ月が1クールの書道講座を開催しています。募集は2月と8月の年に2回。この講座は、運営会社があるので、そこから募集の広告を出してもらっていますが、受講希望の方からは、私のところへ直接お申し込みの電話をいただくようになっています。
受講申し込みの動機は?
電話が、かかってくると、お住まいの場所や、年齢、そして、書道の経験の有無をお聞きします。大半の方が、『学生の時に授業で習っただけなので、不安です』と、いわれます。ブランクがあったり、経験が浅いと、どうしても不安になるんですよね。
ですが私の講座は書の楽しさを味わっていただくことに重点を置いています。ですから、不安だというご相談を聞くと、「大丈夫ですよ。うまく書くよりも、愉しく書く講座を目標にしているので、楽しみにしてきてください」とお答えしています。
道具はどうしたらいいですか?
そして、『道具は、どうしたらいいですか?』と、質問がきます。「道具は、何か持ってみえますか?」と、私が聞くとたいていの場合、返事は2つに分かれます。
『何もありません』
『子どもの道具が残っています』のどちらかの返事です。
さて、書を始める時に、必要なものは、何でしょう?・筆・墨(墨汁)・硯(すずり)・半紙は、すぐに思いつきましたか?あとは?・文鎮(ぶんちん)・下敷きが、あれば始めることができます。道具が手元にない方には、上記の道具を、全部揃えるようにお願いをします。
書道具というと、昔は、書道の専門店や文房具店で取り扱われていましたが今は、これらのお店だけでなく、ホームセンターや、ショッピングセンター、インターネットショップ、百円圴一のお店にも、道具が揃っています。
続くかどうかわからない、お試しをしてみたいから、百円圴一のお店で揃えても良いかな?と考えられる方もいらっしゃいます。実際の話、百円圴一のお店で、一通り揃います。私は、講座に参加される方に「文鎮、下敷き、硯、半紙は、百円圴一のお店で買ってもらって大丈夫です。もし、あれば、便利なので、筆をしまう筒や筆巻き、水入れも買ってください」と、アドバイスしています。では、それぞれ、どのような物を選べばいいのか。少し長くなってしまったので、次回の投稿でお話します。